Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ほうねんぎょうでん

法然行伝

中里 介山

Lisez 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 66 110 caractères · 131 écrans

Aozora Bunko

七

その後俊乗坊重源が、入唐の時法然が云うのに、

「唐土に右の五祖の影像があるに相違ない。必ずこれを持っておいでなさい」

そこで重源が彼の地へ渡った後あまねく探し求めると、果して法然の云うた通り右の五僧一幅に描いた画像を見つけることが出来て重源は法然の鑑識の透徹していることに感心したそうである。この重源将来の画像はその後二尊院の経蔵に安置せられていた。

七

法然が黒谷で華厳経の講義をしていた時に青い小さい蛇が机の上にいた。それを居合せた法蓮房信空に向って、

「この蛇を取ってお捨てなさい」と法然が云えば法蓮房は生来非常の蛇嫌いの人であったけれども師命背き難く、こわごわその蛇を捕え、明り障子を開き塵取りに入れて投げ捨て障子をたててさて帰って見ると蛇が尚元の処にいた。それを見るとからだ中から汗が出てわなわな顫え上った。法然がそれを見て、

「なぜ取り捨てないのか」と叱る。法蓮房は今あった儘を然々と答えると、法然は黙って何も云わなかった。その夜法蓮房の夢に、「大竜が形を現わして、われは華厳経を守護する処の竜神である。恐るるな」と云うと思って夢が醒めたということである。