Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
Lisez 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 66 110 caractères · 131 écrans
四十一
を作って法然の義道を助成した。
四十一
毘沙門堂の法印明禅は、参議成頼卿の子息で、顕密の棟梁山門の英傑とうたわれた人であるが、道心うちに催し隠遁のおもいが深かった。はじめて発心の因縁というのをきくと、或時最勝講の聴衆にまいったが集まる処の貴賤道俗が、きょうを晴れと身栄を飾り、夢幻泡沫のこの世にあることなどを念頭に置くものは一人もなく、僧は僧で別座を設けて従者を具し、童を従えておさまり込む。集る身分の高い者は高い者、低い者は低い者、皆それぞれ栄耀をして走り廻っている有様を見て、つくづくと人間の浅ましさを感じ、隠遁の思いが胸に定まったということである。法然の念仏興行も余り流行するものだから、ついそねみ心が起ってその勧化などを聴かず、でも自分の出離の途といっては、いまだ定まった解決もつかずに籠っていたが、或時法然の弟子の法蓮房に会って、念仏の法門を話した時に、法蓮房から法然著わす処の撰択集を贈られたのを開いて見てはじめて浄土の宗義を得、称名の功能を知り、信仰の余り改悔の心を起し、撰択集一本を写しとどめて、双紙の袖に「源空上人の撰択集は末代念仏行者の目足なり」