Classiques japonais avec furigana
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
Lisez 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 66 110 caractères · 131 écrans
三十一
雲をささふるたかまつの枝
池の水人の心に似たりけり
にごりすむことさだめなければ
むまれてはまづ思ひいでんふるさとに
契し友のふかきまことを
阿弥陀仏と申すばかりをつとめにて
浄土の荘厳見るぞうれしき
元久二年十二月八日 源空
三十一
かくて法然の念仏興行が一代の流行をきわめて来ると当然門下のうちにも、あふれ者が出て来る。また他の方面から嫉妬妨害も盛んに起って来る。
南都北嶺の衆徒の中から念仏を阻止妨害しようとの運動が起って来た。最初からその雲行が険難であったが、終に元久元年の冬、山門大講堂の庭に三塔会合して専修念仏を停止すべしということを議決して、座主の大僧正真性に訴え申した。
法然はこのことを聞いて、進んでは衆徒のいきどおりをなだめ、退いては弟子の僻見を戒むる為に、自分の門徒を集めて七カ条の起請文を作り、門下の主立てるもの八十余人の名を連署して、天台座主僧正に差出した。
その署名した師弟の名は、
元久元年甲子十一月七日 沙門源空 在判
信空 感聖 尊西 証空 源智 行西
聖蓮 見仏 道亘 導西 寂西 宗慶
西縁 親蓮 幸西 住蓮 西意 仏心