Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
Lisez 石狩川 (いしかりがわ) de 本庄 陸男 (ほんじょうむつお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 253 535 caractères · 506 écrans
「のぞみが無いと申されるのじゃろう?」
そういった阿賀妻の頸すじが怒張した。
逆に問いかけられて大野順平は咽喉をふくらませた。言葉につまって、彼は傍らを見た。その動作を追っかけ、阿賀妻の視線は安倍誠之助の面上に煎りついていた。安倍は次第に昂奮にあからんでとうとう口をきった。
「――待って下さい、絶望だとは誰も云わない、また云えもしない、なぜと云うのに、それは五年十年あとのことでございましょう、成功すると云われれば、そうでしょうと申しあげるよりほか、未来のことは人間にはわからぬのです、しかし、危ぶむことは出来る、それと云うのが、こうすれば、ああすれば――と、導かれ、それをその通り、ただこれ、全幅の信頼をおいてやって来た、その結果が、なにひとつとして仰せの通りに実現せず、実現しないどころか、いよいよ飢餓にさらされたとなれば、のぞみありげな勧説にも一抹の疑いを持ち、不安にかられる心情を無視出来ますまい、阿賀妻さん、身どもせんえつ至極ながら敢えて云いますが、われら今その岐れ路に来ておる、心の紐帯が断たれつつあると思われる、われら先達するものの不明が今に於いて罰せられつつある、あなたは奔命に寧日なく、家中のものの心根に通じてはいない、身どもら、おぼつかなくも鍬をもち、土を掘りおこしているものにはそれがひしひしと伝わっ