Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
Lisez 石狩川 (いしかりがわ) de 本庄 陸男 (ほんじょうむつお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 253 535 caractères · 506 écrans
第四章
一
やがて蜿蜒としたイシカリ川に合するのであった。秋の陽がすッとかげった。空近く風が吹きあれていた。彼らの頭上の樹林を、音立てて際涯なく吹きすぎた。
第四章
一
きり開かれたその路には、あかるい光りが溢れていたのだ。何よりも無邪気に、すッと愁眉をひらいたのはおんなどもであった。落ち着くところが見つかれば、それがどれほどいぶしいところでも、先ず吻ッと肩をおとすのであった。全く彼女ら女房どもは、測り知れない男の心ひとつに追いすがっていた。その男さえ方途にまようような来る日来る日は、文字通りさまよい歩く気持であった。いくらかは疲れていた。
――こんなに樹木が繁茂した肥沃な土地に住みつくなら、それはそれで満足できるにちがいない。男たちの気持がそういう自分のそばに寄り添ってくれる。
男たちは行く先々に見透しを持った。粗末な智識ではあったが、彼ら農に帰ろうとする面々は土に対する見解を深めたのだ。うむれた朽葉の下で、ほのぼのとした温かみをたたえている厚い腐蝕土を、「これはなかなか――」と自分にうなずき、口のなかで云った、「聞きしにまさるよい土地でござるよ」
おのずからそれらの気持がぴったり吻合した。