Classiques japonais avec furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lisez 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 196 342 caractères · 389 écrans
一
一
さて今日から寛保年間にございました金森家の仇討のお話で、ちとお話にしては堅くるしゅうございますから、近い頃ありましたお話の人情をとりあわせ、世話と時代を一つにして永らくお聞きに入れましたお馴染のお話でございますが、ちと昔の模様でございまして、草双紙じみた処もございます。粟田口國綱と云う名剣が此の金森家にございます。これはその北條時政の守刀で鬼丸と申します名刀がございました、これと同作でございまする。かの國綱の刀の紛失から末が敵討になりまする。このお話の発端は、寛保三年正月の五日でございます。昔も今も変りませんのは、御婦人は春羽根をつき毬をついてお遊びなさいます。男の児は紙鳶といって凧を揚げるというのが春の遊びで、どこともなく陽気なものでございます。一体空を見るのは薬だというので、皆仰向くような遊びでございますから、紙鳶をびい/\/\と揚げますれば、是非子供は空を見なければなりません。また羽根を突けば必ず空を見る。只今あの皆様が椅子にかゝってコップで御酒を飲る時は、仰向いてグーッと飲まなければならんような事になって居りまする、つまり人間の健康のために致す