Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
そうもくちゅうぎょ
艸木虫魚
薄田 泣菫
Lisez 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) de 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 114 254 caractères · 226 écrans
5
土だらけの里芋の皮を削り落そうとするとき、どうかすると指先が痒くてたまらなくなるのは、玉葱や辣薤を手にするときに、眼のうちが急に痛くなるのと同じように、土から生れたものの無言の皮肉である。
今から二十四、五年前に、私は徳富健次郎氏と連れ立って、大阪道頓堀の戎橋の上を通っていたことがあった。大跨に二、三歩先を歩いていた徳富氏は、急に立ちとまって背後をふり返った。
「薄田さん。あなたお弟子をお持ちですか。」
「弟子――そんなものは持ちませんよ。」
その頃やっと二十五、六だった私に、弟子などあろうはずがなかった。
「それで安心しました。どうかなるべく弟子なぞもたないようにして下さい。子芋が出来ると、とかく親芋の味がまずくなるものですからね。」
徳富氏はこう言って、またすたすたと歩き出した。
私はその後、それと気づかないでえぐ芋を口に含んだときには、すぐに徳富氏のこの言葉を思い出して、
「青道心の小坊主め。お前一人は親の味をよう盗まなかったのか。気の毒な奴だな。」
と、苦笑いさせられたことがよくある。
5
籠に盛られた新鮮な白菜をみるとき、私はまず初冬の夜明の空気の冷さを感じ、葉っぱの縮緬皺にたまった露のかなしい重みを感じ、また葉のおもてをすべる日光の猫の毛のような肌ざわりの柔かさを感じるが、その次の瞬間には、すぐこの野菜