Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

そうもくちゅうぎょ

艸木虫魚

薄田 泣菫

Lisez 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) de 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 114 254 caractères · 226 écrans

Aozora Bunko

「だが、話が少しほんとうのことと違っているようだ。おれは何も道風とやらに教えようと思って、そんなに骨を折っていたわけじゃないよ。」

「これ。そんなに大きな声を……」

蝸牛は慌てて眼でとめました。そして声をひそめて、この頃世間の噂によると、人間は雨蛙が道風を感化して、すぐれた書家をつくり上げた手柄を記念するために、今度銅像を建てようと目論んでいるという事を話しました。

「そんな場合じゃないか。話が違っているなどと、余計な口をきくものじゃないよ。」

銅像――と聞くだけでも、雨蛙は喜びました。彼は秋になると、鋭い嘴をもった鵙がやって来て、自分たちを生捕りにして、樹の枝に磔にするのを何よりも恐れていました。あの癇癪もちの小鳥が、赤銅張りの自分をどうにもあつかいかねている姿を想像するのは、雨蛙にとってこの上もない満足でした。

「だが、おれは着物を着ていない。すっ裸だ。こんな姿でもいいのかしら。」

雨蛙は心のなかでそう思うと、急に自分の姿が恥かしくなって、両手をひろげてふくれた腹を隠しました。腹には臍がありませんでした。

「おれには臍がない。困ったなあ。臍のない銅像を見ると、皆が噴き出すだろうからな。