Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(六)結納の行方
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(六)結納の行方 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 142 597 caractères · 289 écrans
「横山町の唐物問屋を探して、オランダ物の直しをする家を見付けて来るよ」
平次の言うことは、まだガラッ八には謎でしたが、山が見えたことだけは確かのようです。
その日の夕刻、平次は馬道のお政の家へ行きました。
「何を言やがる。つい先月、この船頭を頼んで、涼み船から落されたお政を救い上げたのは又次郎だ。去年の暮に、水銀を湯呑の中から見付けたのも又次郎さ、――昨夜煙草を買いに出たついでに、何をしたか解ったものじゃねえ、一応調べるに不思議があるものか」
漏れて来るのは、ガラッ八の大啖呵です。
「八兄哥、大層大きな口をきくが、こいつは又次郎の知ったこっちゃないよ。又次郎は二度もお政を助けただけだ、お政殺しに関係があるものか」
そう言うのは三輪の万七の子分のお神楽の清吉でしょう。
「関係のないのはお寿も同じことだ。とにかく俺は又次郎をしょっ引いて、訊いてみたいことがある。縄張話は後で付けようじゃないか」
ガラッ八は突っ張りました。
「八兄哥、お寿はもう白状しているんだぜ。この上、変なことをするのは無駄骨折だ。銭形の兄哥にもそう言ってくんな。小唄の師匠同士、芸の上の嫉みから、お政を殺したに相違ありません、と、ツイ先刻申上げてしまった。