Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 114 244 caractères · 231 écrans
そう言って後ろから覗いたのは、二十四五の年増、これはまた抜群の美しさで、滴る魅力を汚な作りで殺したといった女――たぶん評判の下女お仲でしょう。
四
女房のお徳はガラッ八が言った火箸のような細い冷たい身体に、燃え立つような狂信者の情熱を持った四十近い女で、思い詰めたら随分ひどいことでもやり兼ねない気性らしく、夫重三郎の非業の死を、仏罰と思い込んだものか、さして悲しむ様子もなく、二人を離屋に案内しました。
「この始末ですよ、親分。――貸した金の代りにもったいない不動様を取るなんて、そんな非道なことをしないようにって、あれほど言ったのに聴かなかったものですから」
そう言いながらお徳は、さすがに線香を焚きながら、棺の中の――生きているうちは、はなはだ仲のよくなかった夫重三郎の死骸に意見でもするように、愚痴っぽく呟くのでした。
「お前さんは、やっぱり不動様の罰だと思い込んでいるんだね」
平次は静かに問いました。
「不断が不断ですから、そうでも思わなきゃ――」
女房は白い眼で平次を見上げながら続けました。
「――あの人は信心というものを大嫌いで、念仏一つ、お題目一つ称えたこともない人でした。