Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十三)青い帯

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 114 244 caractères · 231 écrans

Aozora Bunko

七

――あの小僧の命が危ないッ」

平次の声は家中に響き渡ります。不意に「吉五郎が常吉をどこかへ連れて行った」という、先刻の八五郎の言葉を思い出したのです。

*

常吉は井戸の中から半死半生の姿で救出され、吉五郎はお吉お国殺しで処刑になり、事件はそれで落着しました。しばらく経ってガラッ八が絵解きをせがむと、

「今となっては底も蓋もないよ。あのお国という後添いは立派な女さ。自分がさんざん疑われながらも、継子を助けて、越前屋のひと粒種を護り通したんだ」

「吉五郎が隠した手紙には何を書いてあったんでしょう。あれはとうとう出ずにしまったようですが」

「多分、お吉殺しは倅の福松ではなくて、吉五郎に相違ないということを書いたんだろう。――あの晩お雪の命が危ないと思って、自分が代ったから、書き置きのつもりで書いたのかも知れない。――お吉殺しは吉五郎の仕業と知っていて、言い立てるほどの証拠がないから、あの晩きっと来ると思った曲者の顔を見定める気だった――だが、曲者の方が役者が一枚上だ。納戸からそっと抜け出して、音も立てずにお国を殺してしまった」

「お吉の死骸の頸にお国の腰紐が巻いてあったのは?」