Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

Lisez 雪国の春 (ゆきぐにのはる) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 000 caractères · 266 écrans

Aozora Bunko

そうすると柴は穴の栓にはならずに、するすると穴の中に入っていった。また一束を押し込んだがその通りで、それからもう一束もう一束と思ううちに、三月の間に苅った柴を、ことごとく穴へ入れてしまった。その時に穴の中から、美しい女の人が出てきて、たくさんの柴をくれた礼をいい、一度穴の中へきてくれという。あまり勧められるので、つい入ってみると、中には目のさめるようなりっぱな家があり、その家の脇には爺が三月かかって苅った柴が、ちゃんと積み重ねてあった。ご馳走になって帰ってくる時、これをやるから連れて行けと言われたのが一人の子供であった。何ともいえぬみっともない顔の、臍ばかりいじくっている子であった。ぜひくれるというからとうとう連れて帰って家に置いた。あまり臍をいじくるので、爺が火箸でちょいと突いてみると、ぷつりと金の小粒が出た。それからは一日に三度ずつ突くと臍から金が出て、爺の家は富貴になった。ところが婆は欲張りの女で、もっと多く金を出したいために、爺の留守に火箸を持って、子供の臍をぐんと突くと、金は出ないで子供は死んだ。爺がもどってこれを悲しんでいると、夢にその子供が出てきて、泣くな爺さま、おれの顔に似た面を、毎日よく目にかかるところに掛けておけ、そうすれば家が栄えると教えてくれた。