Classiques japonais avec furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans
「助けてくれ――ッ」
と小次郎は悲鳴し、タジタジと背後へよろめいた。
「浮藻殿浮藻殿助けてくだされ!」
その浮藻は金地院範覚の、蛇のような眼に見詰められていた。
「いい娘じゃ! こりゃどうじゃ! ……処女の、未通女の、お手本じゃ! ……俺決定た! 俺のものにする!」
浮藻の方へ突き進んだ。
と、その範覚の眼を掠めて、カッと銀色に光るものがあった。
夢中で範覚は金剛杖で払った。
活然!
音!
流星だ!
斜めに光り物は地へ落ちた。
が、すぐにユラユラ、ふたたび宙へのし上がった。
「や――汝ア※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
「香具師よ香具師よ!」
「大木戸で逢った……」
「香具師よ香具師よ!」
「宣れ!」
「汝は?」
「金地院範覚!」
「鬼火の姥の眷族だな! ……俺ア大蔵ヶ谷右衛門よ!」
「飛天夜叉めの※(感嘆符疑問符、1-8-78) ……」
「忠義の家来だア――ッ」
いかにもそこへ走って来たのは大鉞をひっさげた、豪勇大蔵ヶ谷右衛門であった。
「鉞くらってくたばりゃアがれ!」
真っ向からビューッと振り下ろした。
受けたら最後金剛杖など、薪ざっぽうのように折れたであろう。
範覚も業師、飛んで避け、