Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

姉の身の上をあげつらい、男禁制の肌断ちのと、云わでものこと云いおるぞ! ……男禁制も肌断ちも承知の上でかかった恋、なんのとげいでおくものか! ……その後は凡婦に帰ろうとまま、堕地獄の苦に悩もうとまま! ……さあこう明かした上からは、肉親でもなければ姉妹でもない! 恋の敵情慾の仇! ……ええ贄なんどに追いやるより、いっそ手短かに命取ってやろうか! ……それより汝の愛嬌顔、潰して醜婦にしてやろうわ! ……如意くらえ!」

と浮藻の顔の、真ん中どころを狙い澄まし、風を切って力まかせに打とうとしたとたんに猩々卯ノ丸が、楓の叉から二人の間へ、白布のように舞い下りて来た。

そうして次の瞬間には、浮藻の体を軽々と抱いて、数間のあなたに飛んでいた。

「卯ノ丸!」

と桂子は怒声を飛ばせたが、事があまりにも意外だったので、早速には二の句がつげなかった。

その間に卯ノ丸は浮藻を地に置き、自分でも地上へひざまずき、両手を胸の辺で合掌し嘆願するように悲鳴した。

「おのれが! こやつ! 畜生の身で!」

赫怒が桂子へ返って来た。

如意を高々と振りかぶり、

「元の主人に刃向かう気か! ……打ち殺してくりょう! おのれ逃げるな!」