Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

「あッ、あッ、……誰か!」

が、呉服は咽喉をしめられ、グッタリとなって廊下に倒れた。

向こうから来かかる人影があった。

(一大事)

と大弥太は呟き、雪の庭へ飛びおりた。

来かかったのは蓬生であった※(感嘆符二つ、1-8-75)

「まあ」

と云って足を止め、

「呉服様ア――ッ」

と仰天して叫んだ。

「気絶して……呉服様が……気絶して!」

雪明りの街道を、大弥太は一散に走っていた。

――京都で耳にした噂というのは、大塔宮様が赤坂を脱し、山伏姿に身をやつされ、八人のお供を従えて、熊野の方へ落ち行かれたが、十津川を経て吉野か高野へ、いずれはご潜行なさるるであろう。居場所を突き止め密告した者には、一国一城を褒美として与える。――という、そういうことであった。

(熊野、十津川、吉野といえばいわば俺の縄張り領分、その辺に事実お忍びなら、探すに手間も暇もいらぬ。居場所つき止め密告し、その恩賞にあずかろう)

こう思って帰宅したのであった。

帰宅して見れば何んという僥倖、宮家はわが家におられるではないか!

そこで顔見知りの熊野の別当、定遍僧都に告げようものと、今走っているのであった。