Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

その結果は不幸にも、宮方のいたいたしい敗戦となり、本院には隠岐の島へ、新院には佐渡の島へ、中院には土佐の国へ、この日本に武将あって以来、もっとも腹黒き逆臣の代表、冷酷苛察の人畜ともいうべき、北条義時の手によって、それぞれ御配流のお身の上になられた。

この一事を卒然と宮家には、今お思い出し遊ばされたのであった。

隆貞も黙っていた。

で、部屋内はひっそりとなって、哀愁の気ばかりが漂って感じられた。

が、にわかに宮家の御顔へ、快然とした微笑が産まれ出た。

「隆貞ご覧」

と、仰せられ、背後の方へ御指をさされた。

見れば背後の床ノ間に、日月を金銀で打ちつけたところの、錦の御旗が一流れ尊厳そのもののごとく森然と、霊気を含んで立ててあるではないか。

「…………」

隆貞はただに頭を下げた。

「ね」

と、宮家は仰せられた。

「御旗が我らをお守りくださる。……いや我らが御旗を捧げて、まつろわぬ者どもを折伏するのだ」

「靡かぬものとてはござりますまい」

「日本ばかりか異国さえも靡くよ」

吉野へ!

幾日か日が経った。

宮家は令旨を竹原入道に与え、伊勢の国へ兵を出し、平定すべくお命じになった。