Classiques japonais avec furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans
「パパ、なに。」
忠雄君が、いそいで書斎にはいっていきますと、おとうさんは、デスクの前に、つったって、じっと、その上をみつめているのです。
「これ、おまえが書いたのか。」
Rの中に○が2つ入った図
みると、デスクの上に、おとうさんの大型の日記帳がひらいてあって、そのページいっぱいに、字だか、絵だかわからないような、上のような形のものが書きなぐってあるのです。それをひと目みると、忠雄君が、とんきょうな声をたてました。
「あっ、ここにも……パパ、おんなじものが、ぼくのノートにも書いてあったよ。」
忠雄君は、いきなり、書斎をかけだして、じぶんの勉強部屋から、一冊の大学ノートをもって、もどってきました。そのノートにも、ページいっぱいに、おなじいたずら書きがしてあるのです。
ふたりは、だまって、目を見あわせていましたが、やがて、忠雄君が、青ざめた顔で、ささやくようにいいました。
「パパ、これ英語のRという字じゃない?」
「うん、そういえばRだね。だが、この二つのまるは、なんだろう。」
「目だよ。」
「えっ、目だって?」
「カニ怪人の目だよ。そして、あいての名はRっていうんだ。