Classiques japonais avec furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans
小林君は、その手にのって、怪人のとりこになってしまった。しかし、ふたりの少年は、じつにうまいやりかたでそこをにげだした。ぼくは、ふたりの話をきいて、カニ怪人の秘密を、すっかり、さとることができたのだよ。」
「なるほど、そんなことがあったんだね。しかし、もっとふしぎなことがある。これは、どうにも、ときようがない。カニ怪人の出入りをした地面に、穴もなにもなかった。コンクリートの床や壁から、自由にあらわれたり、また、そこへ消えたりした。それは、この美術館の庭と地下室でおこったことだ。カニ怪人が地球の人間だとすると、このなぞが、どうしても、とけないことになる。」
「それはなんでもないことだ。わけなくとけるのだよ。」
明智探偵が、こともなげに、こたえました。
「じゃあ、といてくれたまえ。ぼくには、どうしても、わからない。」
中村警部は、かぶとをぬぎました。
「正面から考えると、わけがわからないのだよ。しかし、きみは、それを自分の目で見たかね。」
「見たわけではない。古山博士からきいたのだ。しかし、博士とその話をしているときに、窓の外からカニ怪人がのぞいていたので、みんなで、おっかけたのだが、怪人は、庭のヒマラヤスギのねもとで消えてしまった。