Classiques japonais avec furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans
「こことは?」
「この部屋です。古山博士、犯人はあなたです。」
明智のひとさし指が、まっこうから、博士をゆびさしました。
「ワハハハ……、こいつはおかしい。またしても、わたしは、わたしのものを、ぬすんだのですね。自分が館長をつとめている美術館の品物を、ぬすんだといわれるのですか。」
「あなたは、岩谷美術館の館長ではありません。」
「え、え、なんといわれる?」
「きみは、古山博士ではないというのだ。」
それをきくと、博士は、すっくと、いすから立ちあがりました。
「このわたしが、古山ではないといわれるのか。いったい、なにをしょうこに……。」
「小林君、そのしょうこをつれてきたまえ。」
明智にいわれて、小林少年は、部屋からかけだしていきましたが、まもなく、ひとりの紳士をつれて、あらわれました。
それは、井上少年が、カニ怪人のすみかの地下室で発見した、あの紳士でした。半月のあいだ、とらわれていたので、服はしわだらけになり、顔はひげでおおわれていましたが、見くらべると、古山博士とそっくりでした。
「あなたは、古山博士ですね。」
明智が、その紳士にたずねました。
「そうです。