Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans

Aozora Bunko

少年たちは、小林団長をかこんで、ひとかたまりになって立っていましたが、ポケット小僧が、空をゆびさして、とんきょうな声で、さけびました。

「あれ、あれ、なんだか、たくさん、ふってくるよ。」

みんなが、空を見あげました。

小さな、灰色のまるいものが、かずかぎりもなく、ふってくるのです。

小林君たちが、さっきのぞいた天体望遠鏡の中のけしきと、そっくりでした。空飛ぶ円盤が地球にちかづいてくるのです。さっきは望遠鏡でしか見えなかったのが、もう肉眼で見えるようになったのです。

円盤はひじょうな速さで、ちかづいてきます。みるみる、形が大きくなってくるのです。一つ、二つ、三つ、四つ……十一、十二、十三、十四……二十一、二十二……、かぞえきれないほどです。はっきり見えるだけでも百以上あります。そのあとから、ほこりのように小さく見えるのが、かぎりもなくふってくるのです。

やっぱりRすい星には、生き物がすんでいたのでしょうか。いくら二十面相が魔法つかいだからといって、こんなに空から円盤をふらせることはできないでしょう。すると、妖星人Rは、二十面相のでっちあげたものではないのかもしれません。