Classiques japonais avec furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans
できるなら、このエジプト室には、銀の箱だけをおいて、中の巻き物はべつの箱に入れて、どこか、ほかの場所へかくしたほうがいいのですがね。」
明智が言いますと、博士もうなずいて、
「わたしも、それを考えていたところです。わたしは世田谷区の静かな町に、自分のすまいを新築して、それができあがったばかりなのです。この巻き物を、なんでもない木の箱に入れて、毎日そのすまいのほうへ、持って帰ることにしようと思います。」
「そうなさったほうがいいでしょう。なるべく目だたない、つまらない木の箱に入れてね。」
それからしばらくすると、警視庁の中村警部が、三人の部下を引きつれてかけつけてきましたが、これという、新しい発見があったわけでもありませんから、そのことははぶきます。
さて、木箱に入れた巻き物の運命はどうなるのでしょう。むろん、二十面相は、それを盗み出すことをあきらめてはいません。やがて、また、二十面相はふしぎな魔法をつかい、なんとも、えたいのしれない、恐ろしいことをはじめるのです。
それから三日目の夜、松波博士の新しい家の中で、ふしぎなできごとがおこったのですが、それを見たのは、博士邸のとなりに住んでいる西村さんという、会社の重役の子どもの正一君でした。