Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
Lisez 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集 (よせ) de 正岡 容 (まさおかいるる) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 147 226 caractères · 295 écrans
お盆てものはお迎火を焚いて仏様をお迎えするときなのよ。だからどこの家でも坊さんを呼んでお経をあげるのよ。盆提灯てのはつまりそのときに吊り下げるものなのよ。死んだ人のために吊すお提灯がなんでおめでたいの」
「…………」
「そンなものを、事もあろうに元日早々、盛り場へ持ち出してって売ったら、縁起でもないって半殺しにされちまうわよ。それに売ろうたって今時分、盆提灯なんぞどこの提灯屋にもあるもンですか」
「…………」
「第一、教えた人がいけないわ。よりによってお前さん、ホラ今さんじゃアないの」
高座の今輔のほうを、チラリと彼女は見た。
「世のなかにあンな法螺吹きあるもンですか。口から出放題のでたらめばかり言っちゃ、しょッちゅう皆を担いでる人じゃないの。そンな人の言うことでもやっぱりあんた信用する……?」
「ア、そうか、ホラ今かア」
はじめてシマッタという顔を、彼はした。そうだそうだ、平常からとても人の悪い今輔の野郎だったッけ。エエそうだッけ、俺としたことが――。
「ネ、わかったでしょう」
「わかったわかったよ、すッかりわかった。畜生、今輔の野郎ひでえ野郎だ。とんだ恥をかくところだった、ほんとにほんとに……」