Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠4

中里 介山

Lisez 大菩薩峠4 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 264 133 caractères · 524 écrans

Aozora Bunko

その後、たびたびこの釣鐘が山門の外まで動き出すので、

「さては、あの物外めが、茶飯を食いたいばかりに悪戯をする」

一山の者が大笑いをしました。

この拳骨和尚が京都へ出た時分に、壬生の新撰組を訪ねて、近藤勇を驚かした話はそのころ有名な話であります。

或る時、壬生の新撰組の屯の前へ、みすぼらしい坊主が、一蓋の檜木笠を被って、手に鉄如意を携えてやって来て、新撰組の浪士たちが武術を練っている道場を、武者窓から覗いていました。

出家とは言いながら、あまり無遠慮な覗き方であったから、忽ち浪士たちに咎められてしまいました。

「我々の剣術を覗いて見るくらいでは、さだめてその心得があるのであろう、とにかく、道場の中へ入って一太刀合せてみろ」

強いて和尚を、道場の中へ引張り込んでしまいました。

もとより名代の壬生浪人のことですから、面白半分にこの坊主をいましめてくれようと、我勝ちに得物を取って立ち向うのを、拳骨和尚は噪げる色もなく、携えた鉄如意を振って、瞬く間に数十人を叩き伏せてしまった。

この時、上座にいたのが、隊長の近藤勇でありました。この体を見て、

「これはこれは、驚き入った和尚の腕前。