Classiques japonais avec furigana
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わらわのはんせいがい
妾の半生涯
福田 英子
Lisez 妾の半生涯 (わらわのはんせいがい) de 福田 英子 (ふくだひでこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 64 051 caractères · 122 écrans
わが諸君に対するの義務は、畢竟一身を抛擲して、内地に止まる人に好手段を与うるの犠牲たるのみなれば、決死の壮士少数にて足れり、何ぞ公私を顧みざる如きの人を要せんやと。儂この言に感じ、ああこの人国のために、一身の名誉を顧みず、内事は総て大井、小林の任ずる所なれば、敢えて関せず、我は啻その義務責任を尽すのみと、自ら奮って犠牲たらんと欲するは、真に志士の天職を、全うする者と、暫し讃嘆の念に打たれしが、儂もまた、この行決死せざれば、到底充分平常希望する処の目的を達する能わず。かつ儂今回の同行、偏に通信員に止まるといえども、内事は大井、小林の両志士ありて、充分の運動をなさん。儂今仮令異国の鬼となるも、事幸いに成就せば、儂平常の素志も、彼ら同志の拡張する処ならん。まずこれについての手段に尽力し、彼らに好都合を得せしむるに如かずと。即ち新井を助けて、この手段の好結果を得せしめん、かつそれにつきては、決死の覚悟なかるべからず、しかれども、儂、女子の身腕力あらざれば、頼む所は万人に敵する良器、即ち爆発物のあるあり。仮令身体は軟弱なりといえども、愛国の熱情を以て向かうときは、何ぞ壮士に譲らんや。