Classiques japonais avec furigana
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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Lisez 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 147 985 caractères · 289 écrans
というのがある(『雑事記』寛正四年十一月二十三日条。後に引く)。この横行おそらく同物であろう。名義は大江匡房の『傀儡子記』に、「不レ耕二一畝田一、不レ採二一枝葉一、故不レ属二県官一、皆非二土民一、自限二浪人一、上不レ知二王公一、傍不レ怕二牧宰一、以レ無二課役一為二一生之楽一。」とあるように、なんら拘束せらるるところなく好きに天下を横行していたことから得た名ではあるまいか。そしてその横行の傀儡子のある者が川上の地に住みついて、河上の横行として知られ、その末が川上の唱門となったのではあるまいか。もとより元亨当時の川上の横行のすべてが、応仁・文明当時の川上の唱門になったのではあるまい。『雑事記』にみえる唱門は、興福寺・東大寺等に属して警察事務にもたずさわったものの称で、もと同じ流れを汲んだものでも、いわゆる七道の者たる猿楽・巫・金打・猿飼・横行などの徒となって、もとの同類たる唱門の進退の下にいたものも多かったに相違ない。この川上の地方には、後世に夙とエタが住んでおった。もちろん元亨当時にも、川上の横行と並んで北山の非人なるものがいて、双方烈しく闘争したものであってみれば、この頃からしてすでに別派と認められたものがここにいたには相違ない。