Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいていごじょうほう

改訂御定法

山本 周五郎

Lisez 改訂御定法 (かいていごじょうほう) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 29 422 caractères · 58 écrans

Aozora Bunko

ぬと存じます」

「自分なら裁きをつけると申したか」

「申しました、私なら御定法にももとらず、家中の面目にもきずをつけずに裁くことができます」

「その方法は」と摂津がきいた。

「ここでは申上げられません」

摂津の眼がすっと細められた。こいつなにかたくらんでいるな、とでも云いたげな眼つきであった。

「もう刻限が迫っております」と宗兵衛が脇から云った、「私は先に登城しなければなりませんが」

摂津は頷いた。宗兵衛は直衛の眼を見て、いそぎ足に出ていった。

「どう裁くのか」と摂津がきいた、「その段取りも聞かずに任せられると思うか」

「信じていただけないのなら、むりにお願いは致しません、私は役目違いなのですから」

老人は扇を開いたり閉じたりしながら、口の中でなにか呟いた。直衛を罵っているか、自分の癇癪を抑えようとしているらしい。直衛は発句でも考えているような、はてな、とでもいいたげな表情で庭のほうを眺めていた。

「きさまの強情は少しも治らないな」と摂津がやがて云った、「よし、きさまに確信があると申すなら任せてやろう」

「お役はいまのままですか」

「この件だけについて町奉行を命じよう」