Classiques japonais avec furigana
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うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
Lisez 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 100 648 caractères · 198 écrans
第三 如是性
上 母は嵐に香の迸る梅
事と吠付れ。アヽ大きな声して下さるな、あなたにも似合わぬと云いさして、御腹には大事の/\我子ではない顔見ぬ先からいとしゅうてならぬ方様の紀念、唐土には胎教という事さえありてゆるがせならぬ者と或夜の物語りに聞しに此ありさまの口惜と腸を断つ苦しさ。天女も五衰ぞかし、玳瑁の櫛、真珠の根掛いつか無くなりては華鬘の美しかりける俤とどまらず、身だしなみ懶くて、光ると云われし色艶屈托に曇り、好みの衣裳数々彼に取られ是に易えては、着古しの平常衣一つ、何の焼かけの霊香薫ずべきか、泣き寄りの親身に一人の弟は、有っても無きに劣る賭博好き酒好き、落魄て相談相手になるべきならねば頼むは親切な雇婆計り、あじきなく暮らす中月満て産声美しく玉のような女の子、辰と名付られしはあの花漬売りなりと、是も昔は伊勢参宮の御利益に粋という事覚えられしらしき宿屋の親爺が物語に珠運も木像ならず、涙掃って其後を問えば、御待なされ、話しの調子に乗って居る内、炉の火が淋しゅうなりました。
第三 如是性
上 母は嵐に香の迸る梅
山家の御馳走は何処も豆腐湯波干鮭計りなるが今宵はあなたが態々茶の間に御出掛にて開化の若い