Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Lisez 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 100 648 caractères · 198 écrans

Aozora Bunko

第九 如是果

上 既に仏体を作りて未得安心

合点、気の尽た折は是非世間の面白可笑いありさまを見るがよいと、万事親切に世話して、珠運が笑し気に恋人の住し跡に移るを満足せしが、困りしは立像刻む程の大きなる良木なく百方索したれど見当らねば厚き檜の大きなる古板を与えぬ。

第九 如是果

上 既に仏体を作りて未得安心

勇猛精進潔斎怠らず、南無帰命頂礼と真心を凝し肝胆を砕きて三拝一鑿九拝一刀、刻み出せし木像あり難や三十二相円満の当体即仏、御利益疑なしと腥き和尚様語られしが、さりとは浅い詮索、優鈿大王とか饂飩大王とやらに頼まれての仕事、仏師もやり損じては大変と額に汗流れ、眼中に木片の飛込も構わず、恐れ惶みてこそ作りたれ、恭敬三昧の嬉き者ならぬは、御本尊様の前の朝暮の看経には草臥を喞たれながら、大黒の傍に下らぬ雑談には夜の更るをも厭い玉わざるにても知るべしと、評せしは両親を寺参りさせおき、鬼の留守に洗濯する命じゃ、石鹸玉泡沫夢幻の世に楽を為では損と帳場の金を攫み出して御歯涅溝の水と流す息子なりしとかや。珠運は段々と平面板に彫浮べるお辰の像、元より誰に頼まれしにもあらねば細工料取らんとにもあらず、唯恋しさに余りての業、一刀削ては暫く茫然と眼を瞑げば花漬めせと矯音を洩す口元の愛らしき工合、オヽそれ/\と影を促えて再一ト刀、一ト鑿突いては跡ずさりして眺め