Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Lisez 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 100 648 caractères · 198 écrans

Aozora Bunko

時は斯して為る者ぞと教えし御辞誼の仕様能く覚えて、起居動作のしとやかさ、能く仕付たと誉らるゝ日を待て居るに、何処の竜宮へ行かれて乙姫の傍にでも居らるゝ事ぞと、少しは邪推の悋気萌すも我を忘れられしより子を忘れられし所には起る事、正しき女にも切なき情なるに、天道怪しくも是を恵まず。運は賽の眼の出所分らぬ者にてお辰の叔父ぶんなげの七と諢名取りし蕩楽者、男は好けれど根性図太く誰にも彼にも疎まれて大の字に寝たとて一坪には足らぬ小さき身を、広き都に置きかね漂泊あるきの渡り大工、段々と美濃路を歴て信濃に来り、折しも須原の長者何がしの隠居所作る手伝い柱を削れ羽目板を付ろと棟梁の差図には従えど、墨縄の直なには傚わぬ横道、お吉様と呼ばせらるゝ秘蔵の嬢様にやさしげな濡を仕掛け、鉋屑に墨さし思を云わせでもしたるか、とう/\そゝのかしてとんでもなき穴掘り仕事、それも縁なら是非なしと愛に暗んで男の性質も見分ぬ長者のえせ粋三国一の狼婿、取って安堵したと知らぬが仏様に其年なられし跡は、山林家蔵椽の下の糠味噌瓶まで譲り受けて村中寄り合いの席に肩ぎしつかせての正坐、片腹痛き世や。