Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はるいくたび
春いくたび
山本 周五郎
Lisez 春いくたび (はるいくたび) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 70 094 caractères · 142 écrans
「だあ――」
「きゃっ」
「が※(感嘆符二つ、1-8-75)」
あっというまにばたばたと、五名とも顔を血まみれにしてたおれた。――見よ、五人が五人とも寸分たがわず、額の真正面へ一文字のきずを斬りこまれているではないか。
「これで終わった。首まで申し受けるとはいわぬゆえご安心あれ、ふっふふふふ」
伝九郎はにやりと笑って、大剣にぬぐいをかけながら呼吸もかえずにいった。
「いずれも向こうきず、戦場なれば百貫の値打ちがござろう。足をなめるとはちがって、武士の向こうきずは自慢になりまするぞ、大手を振ってお歩きなされい」
「――――」
五人はうんともいえなかった。
なみいる人々はいまさらのごとく伝九郎の手並みに舌をまいた。やがて伝九郎は衣服を正してふたたび御前へ出る、――元親は近くまねきながら、
「や、あっぱれ手の内、じつにみごとな早わざであったぞ、したが伝九郎、そちはそれほどの腕を持ちながら、なんとしてあの時は孫作の足をなめてまで果たし合いを逃げたのか」
「おたずねおそれいりまする」
伝九郎は両手をついて、
「おことばによりもうしあげます。およそ臣下たる者の命は主君にささげたてまつりしものにて、御馬前に討ち死にするこそ本分、みだりに私の争いをいたすは不忠これにすぎずと存じます……ましてや、私は一介の浪人より二百貫の高禄をもってお