Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lisez 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) de 平田 晋策 (ひらたしんさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 452 caractères · 208 écrans

Aozora Bunko

どうだ、降参しないか。」

博士のにくにくしい声は、遊撃隊三千の勇士の血をわき立たせた。

ああ悪魔の毒ガスにたおれるのも運命だ。ただ、われ等の惜しむのは帝国海軍の名誉である。日本海軍の汚のない歴史である。見苦しい最期はとげたくない。卑怯なまねはしたくない。

「最後の一秒まで奮戦せよ。」

『最上』は悲しい信号灯をかかげた。防毒面をかぶり、防毒外套をかぶって、わが三千人の勇士は、最後の奮闘をはじめた。

弾はさけび、光線はひらめいた。

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんも、防毒面に顔をかくし、手袋をはめた手は、消毒ポンプの筒さきを、しっかりと、にぎりしめている。

「ああ大神さま、どうぞ遊撃隊をお守り下さい。」

防毒ガラスの中の、黒い瞳をかがやかして、空を見上げると、にわかに、さっと雨が降って来た。

「さあ、なげたぞ。毒の雨だ。毒の霧だ。防げるものなら防いでみよ。」

フーラー博士の勝ちほこった声がにくらしい。※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、消毒ポンプの筒口をぬいた。

白い霧がさっと吹き出した。

しかし毒の霧は、強い。幽霊のように『最上』