Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lisez 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) de 平田 晋策 (ひらたしんさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 452 caractères · 208 écrans

Aozora Bunko

「よくやったなあ。」

博士は、木下大佐に声をかけた。

「よくやらんぞ。僕は残念だ。」

木下大佐の鬼のような眼から、はらはらと涙がこぼれた。

「A国艦隊は全滅したが、フーラー博士は、まだ生きているんだ。最後につかまって、さんざんやられたぞ。まあ、これを見てくれ。」

大佐は、皺くちゃになったフーラー博士の手紙を、にくにくし気にとり出した。

武田博士の眼がきらりと光った。

「なあに、心配するな。もう一月もしたら、『富士』が出来上るよ。」

「もっと早くやれんか。ぐずぐずしていると、日本はほろびるぞ。」

「うん、僕も生命がけで急いでいるんだ。潜水艦としては、すっかり出来上っているんだがね。肝心のあの点がまだ出来ない。」

博士は、くらい顔をした。「肝心のあの点」とは何だろうか。謎のような言葉である。

「そうか。まだあれが出来ないか。」

木下大佐もため息をついた。

武田博士は、言葉をかえて、

「木下大佐。いま、さっき『千代田』と『秋津洲』が帰って来たがね。北浦少佐に聞くと、小笠原の南に、B国の大艦隊が来ているそうじゃないか。」

「えッ? B国艦隊が? 僕は知らんね。」

木下大佐は、おどろいた。