Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
Lisez 浅草風土記 (あさくさふどき) de 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 294 caractères · 318 écrans
隅田公園
今戸橋
垂れさがっております。そして、そのかげに、“二月八日、針供養、主催東京和服裁縫組合”としるしたビラが白く浮んでおります。
針供養……針納め……
しかし、この境内の池に、以前あれほどおった亀のむれ。……一たい、あの可憐な小動物の群は、いつ、何処へ、どう消えてしまったものでしょうか?
隅田公園
“第十図”は隅田公園の一部であります。
この隅田川のながれに沿った公園の枯芝の径に立って、わたくしは、つぎのような句を手帳に書きとめました。
公園とより墓原の寒ひでり
いつかは、ここに、第二の震災記念堂がたつのではないでしょうか?
わたくしは、そこで、じつにただ一人の通行人にも逢わなかったのであります。
今戸橋
“第十一図”を御覧下さい。
待乳山。……またの名を聖天山の高みから、今戸橋、及び、川をへだてた向島をながめみわたした景色であります。
“待乳しずんで、
梢のりこむ山谷堀……”
そうした古い唄の文句を思いうかべつつ、わたくしは、丸坊主の、草一本生えていないその高みに立ったのであります。……そのとき、そういっても晴れぬいた、文字どおり一片の雲もない空にいつのまにかぽッかり半輪の月が浮んでおったのであります。