Classiques japonais avec furigana
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かいじょうのみち
海上の道
柳田 国男
Lisez 海上の道 (かいじょうのみち) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 182 344 caractères · 353 écrans
それはこの集の十一巻の八十二の一節に、
やまと旅なお買ひがのぼて
やしろ旅なお買ひがのぼて
あおしやてうたま買ひが
ふくしやてうツシヤ買ひが
とある。一と二、三と四はおのおの対句の繰り返しで、前者の何を買いにやまとの旅に登るかとの問いに対して、「あおしや」というのは形容詞らしく、「てうたま」というものを買いに行くと答え、次のテウツシヤはその対句であるが、ただそのテウというのが伊波君たちにも不明とあり、爰では唯ツシヤなる語が、玉の反復語に用いられたことを知るのみである。シダマ・チダマと呼ばれる今日のシシダマが、わざわざ上国へ買いに行くほどの品物でないことは明らかである。この『おもろ』の第十一巻は、久米島伝来のものを集めたというが、別に第十三の巻には、
久米の島あつる
ツシヤこがね渡ちへ
こしより(?)森登せて
あぢおそいにみおやせ
というのがある。ミオヤセは献上せよ、アヂオソイは按司を統御する者、すなわち国王のことであって、この島にはすでにツシヤという物が存在した。そうすると遠く大和まで求めに行ったテウツシヤは特別のものか。またはこの島が船の交易によって、かねてから輸入して貯えてきたことを意味するか、どちらかの一つであろう。