Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ねこののみとりぶし
猫の蚤とり武士
国枝 史郎
Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans
「なるほど、姿は男でござるな」
「村の方へ行くようですねえ」
「追いかけてみようではございませんか」
「そうねえともかくも急いで行きましょう」
二人は馬へ一鞭加えた。
しかし先方の二人の者は、一層に馬を走らせて、見る見る村の中へ消えてしまった。
犬帰村の佐治平の家は、それから間もなく大騒ぎとなった。
梶子が夜叉のように叫ぶのに応じ、佐治平が動顛して吃りながら答え、民弥が苦痛を顔に現わし、部屋中をグルグル歩き廻っている。
――といった大騒ぎとなったのである。
「三十郎が来たって、三十郎が!」
「ハ、はい、三十郎殿参りまして、ニ、人形の、ハ、箱を、モ、持ち去ってでござります!」
「二人で来たって? 男のような女と?」
「フ、二人で参りました。オ、男の姿をした、オ、女の人と一緒に!」
「菊女と呼んだって? え、菊女と?」
「ハ、はい、さようにござります。……サ、三十郎様がそのお方を、オ、男の姿をした、オ、女のそのお方を『さあ菊女殿、マ、参りましょう』とコ、このように呼びまして、ニ、人形箱を馬に乗せ、ゴ、ご自分たちも馬に乗り、タ、タ、タ、たった今しがた、ト、とんでってしまいました」