Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

Lisez 石狩川 (いしかりがわ) de 本庄 陸男 (ほんじょうむつお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 253 535 caractères · 506 écrans

Aozora Bunko

反身の刀を肩にかけ、あぐらの中に手をつっこんでいた。膝を小刻みに顫わしているものもあった。

相田清祐はその手紙の何度目かを、また初めから読みだしていた。そうして、求められたところに来ると一段と声を高めた。

「――おいおいご同意なされソロかたがたは左記の通りにござソロ――柳川源達どの、同じく春勝どの」

それをまた人々は、何度目かの耳を傾けて聴き入っていた。

過ぎた日のことがこと新しく話に出た。薪を集めに下船して、陸に置き去りになったものが膝を乗りだした。ユウフツからシコツを越えた苦しさが語られた。あのときは夷人の船に乗せられたのだ。しかし、今はお国のものの手によって、お国の船が動いているという。それだけで海上の危険は去ったようにも思われた。

火はさかんに燃えつづけた。炊事係りのものは焚き火の番をしていた。夜更けの寒気を追い出そうとする。

「一献――炊事の方? なくては叶わぬところでござるな」

「湯なと進ぜようか?」

「湯とは?」

「ここに沸いておりますわい、氷をうち砕いて汲みあげたトウベツ川の水――酒好きには、化して薫酒となるやも知れず」

「なるほど――」

「茶の味ならば玉露に似るか」