Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(五)金の鯉

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(五)金の鯉 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 062 caractères · 276 écrans

Aozora Bunko

「いくら大黄だって、そんなに急に腹が痛くなるわけはないし、怪しい安倍川を川へ捨てたというのもテニハの合わない話だ、――これはやはり二人で逢引するための拵え事だろう。腹が痛いということにして、離室で来年の春の事でも話していたに違いない、――もっとも二人共謀になって、水の中の働きさえ出来れば、離室から抜け出して楽に伊勢屋を殺せたはずだ」

「親分さん、私は徳利でございますよ」

理八はまた口を出します。

「文次と伊太郎も、二人共謀になれば、伊勢屋を殺せるはずだ。二人とも水に達者だから、一人が二三十間潜って、伊勢屋を刺して来さえすればいい」

「とんでもない親分――」

漁師の伊太郎はムキになりました。

「お国とお舟が二人力を協せてやれば、これも伊勢屋を殺せる。一度突き落して、材木へ泳ぎ付いて、這い上がろうとするところを、上から鑿で頸筋を突けば――」

「鑿の傷は下から突き上げておりますよ、親分」

今度はガラッ八が横槍を入れます。

「手前は黙っていろ」

「…………」

「番頭さんも途中から小戻りするという手があるし、駒吉も怨みがあれば材木の蔭に隠れて、這い上がろうとするのを突けないことはない」