Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

Lisez 雪国の春 (ゆきぐにのはる) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 000 caractères · 266 écrans

Aozora Bunko

村で玉櫻珞と呼んでいるモスリンを三角に縫った棺の装飾、または小児の野辺送りに用いたらしい紅い洋傘、その他いろいろの記念品にまじって、新旧の肖像画の額が隙間もなく掲げてある。その中には戦死した青年や大黒帽の生徒などの、多勢で撮った写真の中から、切り放し引き伸ばしたものもあるが、他の大部分は江戸絵風の彩色画であった。不思議なことには近ごろのものまで、男は髷があり女房や娘は夜着のような衣物を着ている。ひとりで茶を飲んでいる所もあり、三人、五人と一家団欒の態を描いた画も多い。後者は海嘯で死んだ人たちだといったが、そうでなくとも一度にためておいて額にする例もあるという。りっぱにさえ描いてやれば、よく似ているといって喜ぶものだそうである。こうして寺に持ってきて、不幸なる人々はその記憶を、新たにもすればまた美しくもした。まことに人間らしい悲しみようである。

浄楽寺の和尚はこの界隈の書家と見えた。およそ街道の右左に立つものは、石でも木標でも一つとして同じ筆にならぬものはない。五山盛時の写本の字を想わしめるすこし右あがりの速い書体で、庫裡の障子までことごとくその反古であった。