Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきぐにのはる
雪国の春
柳田 国男
Lisez 雪国の春 (ゆきぐにのはる) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 000 caractères · 266 écrans
野鄙と風雅との境界線については、将来も久しく大議論が続くであろう。しかしそんな差別はわれわれの高祖も想像せす、末孫も感じあたわざる差別である。いわんや一歩仲間からはずれて考えると、同じ時代においてもなお不可解で、われわれはアイヌの社会に、沙留と石狩とがどれだけ異なるかを知らぬのである。方言でいってみても事実は一様で、いかによく似ていても沖縄では琉球語を独立した言語とし、与論島や喜界島では方言となるのは、結局は「これでよいのだ」と思うと思わぬとの差である。もっと適切に申せば笑われる語、匡正したくなる語が方言である。したがって国民の結合が強くなって、しだいに顕著なる現象が方言、方言の注意せられるのも国運隆盛の一兆候と言いうる。北米合衆国の国語はあの通り出処が明らかで、仙台語と東京語とよりもはるかに距離は近いが、何人がこれを英語の方言と名づけようか。要するに笑うと承知せぬ人々が、これを使っているから独立した国語なのである。
こうなると標準語の決定ということは、いよいよ容易ならぬ問題になってくる。たとえば仙台の語彙と用語法とを集めて方言集と題するのが、当を得ているか否かが疑われる。