Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あおべかものがたり
青べか物語
山本 周五郎
Lisez 青べか物語 (あおべかものがたり) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 961 caractères · 317 écrans
「あいつらはな」と町の少年たちは囁きあった、「みんな懲役人だぞ」
「人殺しもいるだってよ」
「んだ」と昂奮のあまり一人が息をはずませて囁いた、「こんどへえったあの赤痣のあるやつは、二人も殺したっていうだ、ほんとだぞ」
その男は三十五から四十五歳のあいだくらいにみえ、左のこめかみから頬にかけて、赤黒い色の大きな痣があった。
彼はどういう径路で雇われて来たかわからない。他の十五人もたぶんそうだろうが、ここでは過去の履歴や身分関係などは問題ではなかった。頭髪も眉毛も剃り、まる裸で、石灰粉まみれになれば、それだけでもう誰彼の差別はなくなってしまう。貝殻を投げ込み、薪を焚き、石灰が出来あがると、叺に詰めて河岸へ運び出す。単純で少しの変化もない仕事。口をきけば石灰粉がはいるため、唖者のように黙っているし、町の住民たちと交わることもない。――その男がどんな過去をもっているか、どこの生れで本名はなんというのか、そんなことを気にかける者は誰もなかった。一人の男がなかまに加わった、初めのうちは肌の色が違うのと、仕事に馴れないのとで、なかまの誰かがときどき彼を見た。睫毛に白い粉がたまり、瞼の赤くただれた、とろっとした眼で、訝しげに彼を眺め、それが新しく来た彼であることを認めると、無感動に眼をそらす、というようなことがあったが、彼