Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あおべかものがたり
青べか物語
山本 周五郎
Lisez 青べか物語 (あおべかものがたり) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 961 caractères · 317 écrans
結婚式はかなり派手におこなわれた。披露の宴会は「山口屋」の大広間を使い、招待された客は町長はじめ二十余人、みな旦那衆と呼ばれる人ばかりで、お引き物の折詰には眼の下尺二寸の鯛が入っていたという。招待されなかった消防組長のわに久は、はらだちまぎれに酔っぱらったあげく、火の見櫓へつかまって暴れた。
「あの宴会をぶちこわしてくれるだ」とわに久はどなったそうである、「これからだんだんに登っていって、てっぺんまで登っていってな、すりばんを鳴らしてくれるからな、見ていろ」
「誰も止めるな、おっぽっといてくれ」ともどなったそうである、「いまおれがすりばんを叩き鳴らして、宴会をぶっこわして、町じゅうをひっくらけえしてくれるだから」
誰も止める者はなかった。こういう興味深いみものを途中で止めるような、お節介な人間は浦粕には絶対にいないのである。かれらはわに久を遠巻きにして、げらげら笑ったり、けしかけるようなことを云ったりした。わに久はけんめいに梯子をよじ登ろうとするが、二三段登るとずるずる落ち、また二三段登ると落ちてしまうので、倍増しはらをたてた。
「悪いいたずらだ」と彼はどなった、「いいかげんにふざけろ」