Classiques japonais avec furigana
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ひだのかいだん
飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選
岡本 綺堂
Lisez 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (ひだのかいだん) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 271 caractères · 263 écrans
」
「そんなことも無いでは無かったが、惜むらくは之を研究するほどの熱心家も無し、学者も無かったらしい。現に今から百余年前、天明年間に日向国の山中で、猟人が獣を捕る為に張って置いた菟道弓というものに、人か獣か判らぬような怪物が懸った。全身が女の形で色が白く、赤裸で黒い髪を長く垂れていた。猟人等は驚いて、之は恐く山の神であろうと、後の祟を恐れて捨てて置いたら、自然に腐って骨に化って了ったと、橘南谿の西遊記に書いてある。これなども山※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)の女性であったに相違ないが、徒爾に腐らして了ったのは惜い事であった。同じく西遊記に山※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)の事も記してあったと記憶している。昔から諸国に其んな例も沢山あったのだろうが、唯其の一地方の夜話に残るだけで、識者が研究の材料には上らなかったのだ。いや、然ういう例に就て、もっと面白い話が有る。これは日本の出来事じゃアないが、現に英国で其の※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)を取押えた人の実話だ。まあ、聞き給え。」