Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

赤と青

赤と青

お話はもとにもどって、こちらは二十面相にかどわかされた、遠藤治郎少年です。

麻酔薬をかがされた治郎君は、知らぬまに、自動車からおろされ、長い道を、どこともしれず、運ばれて行きました。

どれだけ眠ったのか、ふと目がさめると、ベッドの上に、横たわっていました。窓の一つもないみょうな部屋です。

治郎君が目をさますのを、待ちかまえていたように、ひとりの荒くれ男が、パンと牛乳をのせたぼんを持って、はいってきました。

「さあ、これをたべな。ひもじい思いは、させないよ。だいじなお客さんだからね。そのうちにおもしろいものを見せてやるよ。まあ、ゆっくり休んでいるがいい。」

窓がないので、昼か夜かわかりませんが、あとで、考えてみると、それは電人Mにかどわかされたあくる日の、お昼ごろでした。

治郎君は、おなかがすいていたので、パンと牛乳をすっかりたいらげました。

そして、ベッドに腰かけて、どうすれば、逃げだせるだろうかと、考えているうちに、時間がたって、また食事が運ばれてきました。パンとビフテキのごちそうです。治郎君は、これもきれいにたべてしまいました。

しばらくすると、さっきの男が、手に黒いきれをもって、はいってきました。