Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

だから、おれは神さまなのだ。

では、まず、人間をとかす方から見せてやろう。」

電人Mはそう言って、なにか合図をすると、電人Mの部下らしい、ジャンパーをきた、ひとりの青年が、はいってきました。

「これから、おまえをとかすのだ。この治郎君に見せてやるのだよ。心配することはない。あとでまた、生きかえらせてやるからな。」

部屋のすみに、大きな鉄の箱のようなものが、立ててありました。そのまんなかが、高さ二メートル、幅六十センチほどの、ガラス張りになっていて、中がよく見えるのです。

部下の青年は、うしろの入口から、その中にはいって、ガラスの向こうに立ちました。箱の中に仕掛た、ぼんやりした光が、青年のからだ全体を、照らしています。

「さあ、よく見ているんだよ。」

電人Mは、そう言って、かべにあるスイッチ盤の中の一つのスイッチをカチンといれました。

すると、にわかに、部屋の中が、地震のようにゆれはじめ、ガラス管の中の紫色の火花は、血のような赤い色に変わり、あちらにも、こちらにも、恐ろしい火花が、空中をとびかうのでした。

あるものは太い火の棒となって、あるものは、箒のように先が開いて、あるものは、ネジのように、グルグル回りながら、白く、青く、黄色く、パチッ、パチッ、パチッと、いなびかりのように火花を散らすのです。