Classici giapponesi con furigana
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けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
Leggi 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.479 caratteri · 394 schermate
「ああ真っ先にいって置こう。お前のような男じゃあないよ」
「ご丁寧でげす。さてそれから?」
「色の浅黒い好男子さ」
「アレ、おいらに似ているぜ」
「武道の方も達人でね」
「中条流の早縄はえ?」
「金持ちでなけりゃ嫌いだよ」
「あッ、こいつだけがはずれている」
「三拍子そろった若い男さ」
「飲む打つ買うの三拍子なら、めったにヒケは取らねえが」
「さあそいつだってあぶねえものさ、飲むときまって管を巻くし、打つと勝って来たためしはなし、買うとむやみに振られるしさ」
「ワーッ、あねご、コキおろしましたねえ」
「冗談おいいな。正直なところさ」お町グルリと腹ばいになった。薄物を透して二本の足が、かかとからスンナリと伸びている。ワングリした腰つき短い胴、たくましくはあるがととのった肩、日本人放れのした体格である。伸ばした腕に袖がまくれ、二の腕がムッチリとあらわれている。
見ないような様子はしているが、忠三こっそり眼を使い、はだけて見える乳の辺へ、いやな笑いを送っている。二つの乳房に押し伏せられ、もがき廻っているスペイン猫が、どうやら忠三には羨ましいらしい。
「おいらも猫になりてえなあ」