Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Leggi 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 349.705 caratteri · 678 schermate
「うん、材木がウンと積んであるがのう、みんなこりゃ下原宿の嘉助が手で入れたのだのう。嘉助め、うまくやってるのう」
一人が、道一筋むこうに山と積み上げた材木を、夜目で透かしてこう言うと、もう一人が、
「うん、なるほど、近ごろ下原宿の嘉助ほどの当り者はまずねえのう、うまくやりおるのう」
もう一人が、
「一手元締めは大きいからのう、嘉助が運勢にゃかなわねえのう……なにも、嘉助が運勢という次第じゃねえのう、ありゃあ、娘っ子が前の方の働きじゃ」
「ははあ、いつの世でも女ならではのう、嘉助もいいのを生んで仕合せだ、氏無くして玉の輿とはよく言うたものじゃのう」
「蛍のようなもんでのう、お尻の光じゃでのう――だが、あの女っ子も器量もんじゃのう、ドコぞにたまらんところがあればこそ、親玉も、あの女っ子に限って、長続きがしようというもんじゃのう」
「左様さ、あの飽きっぽい赤鍋の親玉が、嘉助が娘のお蘭にかかっちゃ、からたあいねえんだから、異なものだのう」
「お代官という商売も、いい商売だのう、百姓の年貢はとり放題、領内のいい女は食い放題――わしらが覚えてからでも、あの親玉の手にかかった女が……ええと、まずガンショウ寺のあのお嬢さんなあ、それからトーロク屋の女房、それとまた富山から貰うて来たという養女名儀のお武家の娘――品のいい娘だったが、