Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Leggi 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 349.705 caratteri · 678 schermate
十七
震え出しました。
よし! 明日はここへねじ込んで、安直と、金茶金十郎なるものの面の皮を剥いでやらあ、そうするのが名古屋人への面目のためであり、武術の神聖を冒涜するやからへの見せしめであると、米友は、ここに覚悟の臍を固めましたが、その文字の上に現わされた似顔絵を見ると、米友が泣いていいか、怒っていいかわからない心持になったのも無理はありません。
「なあんだ、らっきょうか」
十七
その翌日、米友は例によって弁当を背負い込み、富士見原は目をつぶって素通りして、津田の別荘へ馳け込んで、実のある弁当を抛り込み、カラになったやつをその風呂敷に引包んで帰ろうとする挙動が、いつもよりはあわただしいものです。
それはすなわち、今日はひとつあの武芸大会の小屋へねじ込んで、安直と、金十郎らに目に物見せてくれようとの決心があるからです。
その物音を聞きつけて、今までは、発明の補導に熱中していた道庵が、今日は珍しく面を出して、
「おいおい、友兄いや」
「うむ」
「うむ――はいけねえよ、あいとかはいとか言いな。それから友様、今日はゆっくりしておいで、いいものを見せてあげるからな」
「あっ!」