Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Leggi 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 349.705 caratteri · 678 schermate
――いましがた、立って行った御用提灯、打割羽織の目を忍ぶために、自分が柳の木の蔭で平べったくなっていると共に、このよた者は、井戸側の蔭に這いつくばって、その目を避けていたのだ。
つまり自分の隠形は立業であるのに、このよた者は寝業で一本取ったというわけなのだ。二人とも、やり過してしまってから業を崩し、ホッと息をついて、のさばり出たのは同じこと。
がんりきが石垣の蔭からよく見ていると、手拭を畳んで頭にのせ、丸い御膳籠を肩に引っかけた紙屑買いです。
紙屑買いだといって無論こういう場合には油断ができないことで、なお、よく注意して見ると――がんりきは商売柄で、夜目、遠目が利く――手にがんどう提灯を持っているところなどは、いよいよ怪しい。
そこで、ともかくも、こいつのあとをつけてみなければならないことだと思いました。一応、その行動を見届けてやる必要があると思いました。
そうして、暫くそのあとをつけてみた後に、がんりきが唖然として、自分をせせら笑ってしまいました。
こいつは生え抜きの紙屑買いだ。紙屑買いというよりは、紙屑拾いの部に属すべきもので、がんりきほどの者が、あとをつけたりなんぞするほどの代物ではない――何だって気が利かねえ、飛騨の高山まで来て、紙屑買いの尻を追い廻すなんぞは、七兵衛兄いの前へてえしても話になら