Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Leggi 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 349.705 caratteri · 678 schermate
前に言う通り、秀吉や、家康や、氏郷や、元就でなければ、人物が無いと思っている者たちのために、もう少し永徳の後談を語らなければならない。永徳の時代、友松のあったことも記憶すべきだが、その子に山楽の出でたことこそ忘れてはなりませんよ。子といっても山楽は本当の子ではない、養子であったのだ、しかもその養子の氷人が、やっぱり天下第一の秀吉の直接の口利きであっただけに、養子ではあったが、不肖の子ではなかった。永徳を知れば当然、山楽を知らなければならぬ、永徳の絵にも、山楽の絵にも、落款というものは極めて少ないから、いずれをいずれと、玄人でも判断のつきかねることがあるが、よく見れば必ず、永徳は永徳であり、山楽は山楽でなければならないはずのものだ――永徳は早死をしたが、山楽は長生をした、およそ長生すれば恥多しということを、沁々と体験したもの山楽の如きはあるまい。山楽がちょうど四十歳前後の時に不世出の英雄であり、自分を絵に導いてくれた唯一の知己恩人である秀吉に死なれて、その豪華一朝に崩れて、関東に傾くの壮大なる悲劇を、まざまざと見せられた山楽、家康がしばしば招いたけれども行かない、ついにその不興を買い、身辺の危険をまでも感じて、やむなく家康にお目にかかりに罷り出でたことは出でたが、もとより家康は秀吉ではない、英雄ではあるけれども