Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

Leggi 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 349.705 caratteri · 678 schermate

Aozora Bunko

書を出してお目にかけることにする。どうしても、染替えのならぬ旗色のものは別、そうでない限り、親藩といえども、態度の覚束ないこと、それぞれの志士浪士、皆それぞれの後ろだてをたよって大言壮語する。

ひとりこの雲井なにがしは悍然明白に、薩摩倒さざるべからずと主張する。そうして、ただ一人でもそれを実行する意気組みを持っている。とにかくその意気だけはほんとうに怖るべき意気だ、これほどの気骨あるのが徳川旗下にいたら、と思うよりは、やっぱり上杉謙信や、直江山城守が、この男の口を借りて、若干を言わせているように、白雲に想像されてならない。

大言壮語をする奴は多いけれども、たった一人になっても、本当に謀叛のできる奴はいくらもあるものではない。

大勢の順逆は論外として、とにかくこの男は、本当に謀叛をやれる奴だ、謀叛人の卵だ、と白雲が、同行しながら、雲井なにがしに向って舌を捲きました。

道は山路をとって磐城平へ通ずるところ。

二十七

煙にまかれて、雨戸をしめきったお雪ちゃんは、次の間へ飛んで出て、

「久助さん、久助さん、火事ですよ」

と言い捨てて、そのまま、あわただしく二階へかけ上ってしまい、